《オーストラリア》豪の自動車産業の現在と未来

《オーストラリア》豪の自動車産業の現在と未来

昨日、トヨタ自動車が2017年末でオーストラリアから撤退することを発表しました。

現在、オーストラリアには、フォード、ホールデン(GM)、トヨタの3社が工場及び、開発部門を持っています。この内、最初に工場を閉鎖するのを発表したのがフォード。フォードは、2016年の10月末で工場を閉めます。その後、昨年末、ホールデンが2017年に撤退することを発表。トヨタが最後の砦だったんですが、トヨタも撤退を決定しました。

なぜ撤退??

この1番大きな要因は、賃金が高すぎることでしょう。

オーストラリアの最低賃金は、フルタイムジョブで16ドル37セント、日本円で約1500円。カジュアルジョブだと24%上乗せとなり、20ドル30セント(約1800円)です。(20歳以下は異なります。)ここだけ見ても、日本の倍以上ではないでしょうか。

もちろん、物価も高いですが。。現在は、日本より物価が高いんではないでしょうか。

また、エンジニアという職業で見てみると、平均年収は10万ドル(900万円)くらいのようです。エンジニアといっても、機械、電気、ソフトウェア等いろいろありますし、また、働くフィールドも自動車、マイニング、エネルギーなど様々なので、一概には言えませんが、日本のエンジニアに比べても、だいぶ高いと思います。(日本のエンジニアの給料が低いという話もありますが…)

こんな賃金の高い国で車を組み立てても、まったく競争になりません。頼みの綱の国内経済も小さいので、なんともならないでしょう。(オーストラリアの人口は約2300万人)

輸出も出来ない、国内でも売れないとなったら、企業が出て行くというのは普通ですよね。

ちなみに、オーストラリア国内でもこんなに高い車を買うなら、輸入車を買えばいいと思うかもしれませんが、輸入車にはラグジュアリーカータックスという税金が約30%かけられるので、輸入車もものすごく高いです。。

最後に

個人的には、フォードとホールデンが撤退を決めた段階で、部品メーカーも撤退を検討するだろうし(トヨタだけを相手にするのにオーストラリアに会社を保持する必要なし)、そんな状況では、トヨタも撤退せざるおえなくなるとは思っていましたが、実際に発表があると寂しいですね。
部品メーカーも含めるとおよそ5万の仕事が無くなる予想だそうです。

私も自動車業界で働いているので、本気で将来を考える必要がありそうです。

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