《スイス》日本の自動車運転免許からスイスの運転免許を申請する方法

スイス

先日、日本の自動車運転免許を使用してスイスの運転免許を申請しましたので、参考までにその方法と受領までにかかった日数などを記したいと思います。

スイスで自動車を運転する場合

日本はジュネーブ条約に加盟しているため、日本で国際運転免許を発行すれば、日本の免許と国際免許を携帯することで、ジュネーブ条約加盟国で自動車を運転することができます。

スイスはこのジュネーブ条約に加盟していないため、日本の国際運転免許では運転できません。

ただし、日本とスイスは別途協定を結んでおり、日本の運転免許を携帯していれば入国後12ヶ月間はスイス国内で自動車の運転が可能です。

何かあった場合にスイスの警察官などは日本語を理解できないため、国際運転免許を翻訳として携帯することが推奨されています。国際運転免許でなくても、現地の大使館等で入手可能な翻訳書類を携帯しても良いと思います。

ということで、スイスに旅行等で短期滞在される方は、日本の自動車運転免許証と国際運転免許を持っていれば運転可能です。

私のように仕事や転勤などで12ヶ月以上滞在する予定の人は、入国後12ヶ月以内にスイス現地の運転免許証を申請、取得する必要があります。

スイスの運転免許の申請方法

私は現在ザンクト・ガレン州に住んでいるため、下記の情報はザンクト・ガレン州の情報になります。

概ね同様の手順での申請になるかと思いますが、その他の州(カントン)に滞在する方は、念のためそれぞれの州で確認の上申請してください。

申請の大まかな流れは、「申請書類の準備→視力検査→書類提出→運転免許受領→申請費用の支払い」となります。

申請に必要な書類

まずは、申請に必要な下記書類を準備します。

  1. 日本の自動車運転免許証
  2. 日本の自動車運転免許証の翻訳
  3. スイスの滞在許可証
  4. スイスの自動車運転免許証の申請フォーム

日本の自動車運転免許証、スイスの滞在許可証については申請時はお持ちかと思うので、割愛します。

日本の自動車運転免許証の翻訳ですが、在スイス大使館または領事館に申請し事前に入手する必要があります。

翻訳書類の申請にあたっては、申請書類、日本のパスポート、スイスの滞在許可証、日本の自動車運転免許証が必要なります。

申請は郵送でも可能ですが、受領時は日本大使館または領事館に行く必要があります。大使館や領事館が遠くなかなか行けないという場合は、近くの都市への出張サービス時に受領することも可能です。

また郵送で申請する場合は、申請書類は原本を送付する必要がありますが、その他の書類についてはコピーを送付し、翻訳書類を受領時に原本を持参に提示する必要があります。

申請費用は19スイスフランで、受領時に支払います。

詳細については、下記在スイス日本国大使館のウェブサイトを参照ください。

在スイス日本国大使館
在スイス日本国大使館

スイスの自動車運転免許証申請フォームですが、ザンクト・ガレン州の場合は、下記リンクにあります。

自動車運転免許証申請フォーム

申請フォームの記入方法は次項を参照ください。

視力検査を受ける

この申請フォームの3番までを記入した上で、4番の視力検査を受けるために眼科またはメガネ屋へ行きます。検査費用は場所により異なりますが、15〜20スイスフラン程度が一般的のようです。

検査内容は日本の視力検査をあまり変わりませんが、視野角をチェックするような内容がありました。

ゲマインデ(役所)にて申請する

ここまで出来たら、パスポートサイズの写真を申請書類に貼り付けた上で、上記申請書類1〜4の原本を持ってゲマインデ(役所・役場)へ行きます。

その場で書類をチェックしてもらい、問題がなければゲマインデから交通局へ申請書類を送ってくれます。

私はこの場で手数料として20スイスフラン支払いました。

スイスの自動車運転免許証申請フォーム記入方法

下記の流れで申請フォームを記載します。

一般事項を記入

スイス国外の運転免許からスイスの運転免許に切替え申請の場合は、Gesuch um Umtausch eines ausländischen Führerausweises der Kategorie:に印を付けます。

カテゴリーについては下記にて確認可能です。

Alle Ausweiskategorien – fuehrerausweise.ch

日本の普通自動車運転免許証をお持ちの方は、C1(車両重量7500kgまで)で申請できるようですが、C1で申請する場合は、別途身体検査や試験が課されます。

私は普通車が運転できれば良いのでカテゴリーB(普通車、車両重量3500kgまで)で申請しました。その場合は、身体検査や試験は必要ありません。

また、スイスの運転免許申請後に交通局からC1では申請しないという内容の書類が送られてきて、署名して送り返しました。

残りの部分は、氏名、住所、出身地、生年月日、性別、電話番号を記入し、パスポートサイズの写真を枠内に貼り付けます。

健康状態について記入

次に健康状態(治療中)の病気の有無について記入します。

上から、

  • 糖尿病の有無
  • 心疾患の有無
  • 目の病気の有無
  • 呼吸器系疾患の有無
  • 内臓の疾患(糖尿病含む)の有無
  • 神経系疾患の有無
  • 腎臓病の有無
  • 日中に眠気に襲われる症状の有無
  • 慢性的な痛みの有無
  • 事故による後遺症の有無
  • 脳障害の有無

次に現在の症状および既往歴の有無について記入します。

上から、

  • アルコール中毒・麻薬中毒の有無。ある場合は治療中かどうか。
  • 精神病の有無。ある場合は治療中かどうか。
  • てんかんまたは転換による発作の有無
  • 失神や急な眠気に襲われるなどの症状の有無
  • その他安全に運転することを妨げる可能性のある病気・症状の有無

1つでも該当する場合は、医師からの診断書を貼付する必要があります。

援助の有無と刑事記録の記入

こちらも上から、

  • 総合的な支援を受けているかどうか。受けている場合は、支援者の氏名と住所を記入
  • 過去に運転免許証を取り消しされたり、運転を禁止されたことがあるかどうか
  • 過去に処罰を受けたことがあるかどうか。ある場合は評決のコピーを貼付

視力検査を受ける

次に、上記に記載したように視力検査を受け、受診先で受診日、サイン、押印してもらいます。

特別予約などせずに、申請フォームを持って直接眼科・メガネ屋へ行けば良いと思います。心配な方は、もちろん事前に予約をとって伺うこともできます。

サインを記入する

ここまでできたら、黄色の枠内に署名をして申請フォームの自身での記入は完了です。

ゲマインデに申請書類を持参しサインをもらう

最後にゲマインデに全ての書類を持って行き、書類チェックをしてもらいます。

問題なければ、下記部分にサインをしてもらえますので、これで申請フォームが完成となります。

受領までにかかる期間

私がゲマインデで確認した際は、通常1週間ほどでスイスの免許を受領できると言われていました。

しかし、C1カテゴリーを放棄する旨の書類のやり取りなどもあったためか、最終的にはおよそ1ヶ月かかりました。

おそらくイースター休暇があったりと、申請したタイミングが悪かったこともこれだけかかってしまった原因と思われます。

さいごに

先日ようやくスイスの運転免許を受領しました。

スイスの運転免許は有効期限がないのですが、なぜか試用期間ということになっており、免許証の発行日から12ヶ月以内に追加でトレーニングを受ける必要があるという注意書きが入っていました。。

調べてみると、日本の免許の発行日が2018年4月というどこにも記載されていない日付にされており、その発行日が過去2年以内ということで試用期間ということになっているようです。

私の日本の免許証は2年以上前に発行されているので、この部分は訂正の依頼をして、無期限の免許証にしてもらえるよう交渉する必要があります。

なかなか思う通りにスムーズにはいきませんが、少しずつやっていくしかないですね。。

結果がどうなったかはまた後日追記したいと思います。

 

2019年5月1日追記:交通局に連絡した結果、すぐに間違いを認めてくれて修正するのでスイスの免許を送り返して欲しいという連絡がきました。

すぐに送り返したので修正版が今週中に届くと良いなと思っています。

2019年5月5日追記:

間違えていたスイスの免許を返送して2日後に修正版の免許証が届きました!ついに無期限の運転免許証を入手しました!

今日オンラインバンキングで支払いを済ませたので、これでスイスの免許については完結です。

 

 

 

 

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